スパイス

クラウターハウスが厳選したハーブティーのブレンドに合わせられるスパイスをご用意しました。

クローブ

どんなスパイス?

フトモモ科に属する常緑樹で、インドネシアのモルッカ諸島が原産地です。色は濃褐色で、強く甘い芳香と舌にしびれるような刺激味が特徴です。数あるスパイスの中でも、最も強い芳香を持っています。つぼみを利用する珍しいスパイスです。和名では丁子(チョウジ)とよばれており、漢方薬としても重宝されています。胃腸の消化機能を促進したり、体を温めたりする作用や消化不良、嘔吐、下痢、お腹を冷やした場合に来る腹部の痛みを押さえることでも知られています。胃腸薬などの医薬品としても使われるほか、その芳香油は、化粧品やインドネシアのタバコ(クレテック)の香り成分にもなっています。
  

胃腸のはたらきを高める作用もあり、生薬・芳香健胃剤として用いられます。殺菌・消毒効果、また口臭を消す効果もあります。主成分のオイゲノールは、強力な殺菌力を持っています。歯痛、局所麻酔の目的で歯科領域では欠かせないものとなっていることから、クローブの精油の香りは「歯医者さんの香り」とも言われています。

学名:Syzygium aromatic
原産国:インドネシア(モルッカ諸島)
*原産国は季節等により予告なく変更になる場合がございます。
使用部位:蕾


どんな風味??

強くはっきりしたいわゆるカレーの香りのスパイスです。深い芳香と土臭さ、そして若干のほろ苦さはあらゆる料理を引き立てます。カレーの中で最重要のスパイス。日常の単なる炒め物に一振りするだけで、一気にスパイシーな雰囲気が演出できます。クローブというと、歯医者さんさんの匂いと感じる方も多いスパイスですが、実はティーにして飲んでも意外といけるスパイスなんです。


相性の良いハーブティーは
シナモン、カルダモンなどとのスパイスと相性が良く、紅茶、特にチャイでは定番のスパイスです。またフェンネル同様、口臭予防や歯周病対策にも使える歯医者さんスパイスです。消化促進、口臭を消す、刺激が強いといったところなど、シナモン、カルダモンと共通する所があるクローブです。ドイツでは赤ワインにスパイスや砂糖を加えて温めたグリューワインはクリスマス時期には有名な飲み物となっています。冬の寒い時期にはおすすめのホットワインです。


こんな使い方もありますよ!

スパイスとしては、ハム・ソーセージ、シチュー、スープ、ピクルス、リキュール、菓子などに広く用いられます。パウダーをハンバーグやミートボールに、ホールを玉ねぎに釘のように刺してポトフなどの煮込み料理にしたり、かたまりの豚肉やハムに刺してローストしたりすると美味しさがアップします。肉料理に合う一方で、甘いものともよく合い、焼き菓子や果物のデザートにも用いられます。焼きりんごを作るときに刺しても良い香りがして美味しくいただけます。
また、クローブをレモンやオレンジに刺した匂い玉であるポマンダーを魔よけに使っていたという歴史がありますが、現在では室内やトイレの自然の芳香剤などにも用いられています。


ご注意
■1日、2から3杯を目安にお飲みください。
*ブレンドのスパイスは、原料の供給状況によって異なるブレンドに変わることがあります。ブレンドの内容をご確認ください。
*クローブは刺激の強いスパイスなので、使い過ぎには注意してください。
※メディカルハーブやスパイスは薬理作用がありますが、お薬ではありません。あくまでもあなたの健康維持と体調の不調を整える目的で御利用ください。

 

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