さ行のハーブ

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ジンジャー Ginger

どんなハーブ?

日本では「しょうが」として薬味などとして親しまれ、世界中でも使用されるジンジャー。
中国医学では生を「生姜」(しょうきょう)、乾燥したものを「乾姜」(かんきょう)と呼び区別しています。ショウガの学名Zingiberは、サンスクリット語のsringavera(=角形の)に、officinaleは(=薬用の、薬効のある)という意味に由来しています。紀元前4世紀の中国の医学書には、生姜が、吐き気、下痢、胃痛、コレラ、歯痛、出血、およびリウマチを治療するのにおいて有効であると記述されています。後に、初期の風邪のせきを含む呼吸に関する症状の治療に利用されました。日本に渡来したのは3世紀以前と伝わっています。
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日本薬局方においては、単に乾燥させた根茎を生姜(しょうきょう)、蒸してから乾燥させたものを乾姜と区別されている。なお、乾生姜(かんしょうきょう)とは、新鮮な生(鮮姜、せんきょう)に対して区別する言葉として使用されており、日本薬局方の「生姜」と同じものです。

からだを温める効果が優れています。冷え性の改善(手足の末端冷え性含む)、寒い時に効果的です。風邪の引き始め、悪寒を感じる時に効果的です。成分としては、辛味成分ジンゲロンショウガオールが知られています。このショウガオールは乾燥させるか、熱を加えることで本来の成分のジンジャオールが消炎・鎮静作用の強いショーガオールに変化し体を温める作用がでてきます。また吐き気やつわりなどにも使われます。


学名:Zingiber officinale
科名:ショウガ科
原産国:ベトナム/中国
*原産国は季節等により予告なく変更になる場合がございます。
使用部位:根茎部
*お届けするジンジャーはミンス(細かく砕いた状態)でお送りします。そのままティーにもお使いいただけます。

このハーブはワンコイン対象ハーブです。クラウターハウスのシングルハーブをもっと手軽にちょっとだけほしい方におススメの少量パックシリーズです。初めて飲むハーブだから、ちょっと試してみたい方や、石鹸作りやチンキなど、クラフトの材料として必要分だけ欲しい方にも便利な少量サイズです。500円以内のワンコインで購入できる手軽で保存も便利なパウチパックでお届けします。

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どんな味??

その甘いような香りに加えて馴染みのあるしょうがの香りがします。ティーはスパイシーな爽やかさの奥に甘く土のようなどっしりとした香りです。時間による香りの変化はあまりありません。野生のショウガは香りの強さはやや強くむせるほどです。そして口に含むとジンジャーの刺激が舌に上顎の裏っ側に、そしてのどにきます。 ホットティーですと一瞬の刺激ではなく余韻が残ります。しかし激辛なんかではなく、あくまで強いのはピリッとした刺激なので、香りが苦手じゃなければ普通に飲めます。

〈おすすめの飲み方〉
ティーカップ1杯(180cc)に対し、ティースプーン0.5杯程度が適量です。辛味成分(ジンゲロール・ショウガオール)がありピリピリと辛いですが、甘味もあり、土っぽい風味も感じられます。湯を注いですぐに辛みが出ます。抽出時間が長くなると辛み・苦味や雑味なども出ます。冷めると甘い風味が減少するため苦味・酸味が分かりやすくなります。
*刺激が強いので、苦手な方、妊婦の方は、ティースプーン0.5杯以下にしてください。

こんな使い方もありますよ!

妊娠後のつわりの緩和にジンジャーがよくつかわれます。そのままで飲んでもよいですが、ジンジャー+レモン(ビタミンC摂取として)で美味しくて風邪にも効果的な飲み物なります。甘みが欲しい場合ははちみつを加えると程よい感じに仕上がります。ただし、刺激が強いので、1日1杯程度にしましょう。
水色を白濁させたい場合にも使えます。ピリリとした辛さがぼやけた味を引き締めて味をまとめます。刺激的なハーブなので敏感な時期には避けた方が良いでしょう。ジンジャーのコーディアルを作っておくと、刺激やアクセントをつけたいアレンジティーに重宝します。


ご注意
■1日、2から3杯を目安にお飲みください。
*ブレンドのハーブは、原料の供給状況によって異なるブレンドに変わることがあります。ブレンドのハーブ内容をご確認ください。
*妊娠中の方は過剰摂取は控えてください。
*胆石のある人は医師に相談してください。
*消化性潰瘍がある時は多量に使用しないでください。
※メディカルハーブは薬理作用がありますが、お薬ではありません。あくまでもあなたの健康維持と体調の不調を整える目的で御利用ください。
※初めてハーブティーを飲まれる方は、1ヶ月をめどに1日の量を守って試してみてください。
※また妊娠中の方、薬を服用されている方、持病のある方で御心配な方は、 かかりつけのお医者様もしくは当社まで メールにてお問合せ下さい。

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