クミン
どんなスパイス?
「カレーのいいにおい」は、実はこのクミンの香りが中心、その意味では日本人にはとてもなじみ深いスパイスといえます。インド料理に必須のスパイスのひとつで、ガラムマサラやチャツネを作る際にもよく使われます。もっとも歴史の古いスパイスの1つですが、現代では西欧よりもインド、メキシコ、東南アジア、アフリカなどのいわゆる「エスニック料理」に欠かせないスパイスです。セリ科の一年草。東洋の原産といわれていますが、古くから地中海沿岸でも生育していました。中世ヨーロッパでは「恋人の心変わりを防ぐ」という迷信が広く信じられ、騎士が戦場に行っている間、恋人が心変わりせぬようにとクミンシードを身につけたり、結婚式でシードをポケットに忍ばせたりする習慣があったそうです。
クミンシード はビタミンとミネラルが豊富な植物です。ビタミンA、B2、B3、B6、C、E、 カルシウム、鉄分、マグネシウム、リン、ポタシウム、亜鉛などのミネラルも豊富に含まれています。
学名:Cuminum cyminum
原産国:インド
*原産国は季節等により予告なく変更になる場合がございます。
使用部位:種子
どんな風味??
強くはっきりしたいわゆるカレーの香りのスパイスです。深い芳香と土臭さ、そして若干のほろ苦さはあらゆる料理を引き立てます。カレーの中で最重要のスパイス。日常の単なる炒め物に一振りするだけで、一気にスパイシーな雰囲気が演出できます。ハーブティーにちょっとエスニックな香りをつけたい時にもおすすめ。少し刺激のある香りに香ばしさのあるお茶でクセが少なく飲みやすい味のお茶です。
相性の良いハーブティーは
クミンは単体でもスッキリしたティーになりますし、苦味が強いハーブと合わせてマスキングするのにもおすすめです。
インドではクミン、ミント、ジンジャー、塩、砂糖、レモンジュース、タマリンドジュースを混ぜて飲むそうですよ。
またダンデライオンやバードックと合わせて、ミルクティーにしてもおすすめです。ダンデライオンやバードックを片手鍋でお湯に入れて、クミン、シナモンと一緒に牛乳10分ほど煎じたところで、牛乳を入れて、ひと煮立ちさせてミルクティーを作ります。お好みで砂糖、はちみつなどをいれると飲みやすくなりますよ。
こんな使い方もありますよ!
スパイスとしては、使う前に炒るといっそう香り高くなります。 ホールのクミンはインド風カレーを作る際の主要なスパイスであり、最初にクミンを油で加熱して、十分に香りを引き出すことがポイントです。いつもの野菜炒めや焼きとりにふるだけで新しい味が生まれます。一振りするだけでプロの味に近づけます。クミンで香り付けしたクミンライスは、カレーやいろいろなエスニック料理によく合うハーブです。またクミンを使ったパンやクッキーも香りがよくて美味しいですよ。
ご注意
■1日、2から3杯を目安にお飲みください。
*ブレンドのスパイスは、原料の供給状況によって異なるブレンドに変わることがあります。ブレンドの内容をご確認ください。