
スカルキャップ Skullcap
どんなハーブ?
スカルキャップは北アメリカ原産の多年草です。アメリカインディアンが古くから薬草として利用していました。アメリカの先住民も動物の咬み傷などに使ったハーブ。花の萼の形がヘルメットに似ていることから、“Skull(頭蓋骨)”と“Cap(縁のない帽子)”を合わせた名がつけられたと伝えられます。ヨーロッパでは狂犬病の薬として使用されていました。近縁種のチャイニーズスカルキャップ(和名コガネバナ Scutellaria baicalensis)の根を乾燥したものは生薬“黄岑(オウゴン)”として清熱・抗炎症剤として配合されています。根は厚生労働省の規定する『専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)リスト』に含まれており、日本では一般販売されていません。地上部(葉や茎)は、作用が弱く非医薬品とされているため、ハーブやサプリメントやハーブティーとして日本でも見かけることが出来ます。
スカルキャップは長く緊張が続いた時に感じる疲れを、和らげてくれるハーブです。ミネラルが豊富なハーブでもあり、神経を強くし、活性化させてくれます。ストレス社会に生きる現代人に、安らぎを与えてくれるような働きがあり、女性特有の月のリズムの乱れから起こる気持ちの揺れにも活用されています。また神経を緩めることで筋肉の強張りや痙攣を落ち着けるなどの働きもあると考えられてますので、安眠サポートにも利用できるでしょう。
学名:Scutellaria lateriflora
科名:シソ科
原産国:ドイツ
*原産国は季節等により予告なく変更になる場合がございます。
使用部位:地上部
さらに詳しいハーブの情報・学術データは、こちらのハーブ&スパイスガイドで!
どんな味??
ほんのりした苦味と爽やかな草の香りを伴うハーブです。
〈おすすめの飲み方〉
ティーカップ1杯(200cc)に対し、ティースプーン1杯の茶葉が適量です。抽出時間は3分から4分ぐらいが目安です。あまり長く入れると苦味が強くなります。
オススメのブレンドや飲み方
心身の強壮にはオートムギ、気持ちを落ち着けたい時にはヒソップやゴツコラ、レモンバームなどとブレンドしてみると良いでしょう。不眠には、バレリアンとの組み合わせが効果を高めてくれます。
オート
ヒソップ
ゴツコラ
レモンバーム
バレリアン
ご注意
■1日、2から3杯を目安にお飲みください。
*ブレンドのハーブは、原料の供給状況によって異なるブレンドに変わることがあります。ブレンドのハーブ内容をご確認ください。
※メディカルハーブはお薬ではありません。あくまでもあなたの健康維持と体調の不調を整える目的で御利用ください。
※初めてハーブティーを飲まれる方は、1ヶ月をめどに1日の量を守って試してみてください。