あ行のハーブ

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マシュマロウ (ウスベニタチアオイ) Marshmallow

どんなハーブ?

マーシュマロウは、地中海沿岸北部からウラル山脈のステップ、トルクメニスタン原産のハーブです。
お菓子のマシュマロの原料とされてきたハーブとしても知られています。お菓子のマシュマロは、もともと、マシュマロウルートからとれるとろみのある粘液質に小麦粉、砂糖、香料などを混ぜて作ったもので、植物名がそのままお菓子の名前になったものです。昔のマシュマロは、現在のフワフワとしたマシュマロとは別物のようなお菓子でしたが、喉の痛みやトラブルを和らげたり、胃腸をいたわるために作られたお菓子だったそうです。
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マーシュは”沼とか湿地”のこと。その名の通り、やや水分のある土地を好みます。黄泉の国への旅立ちに勇気が持てるよう、亡くなった人の周りにこの花を散らしたといいます。また、Althaeaというラテン名は「病気を癒す」「病気を治療する」という意味の古代ギリシャ語が語源とされ、古代ギリシャ人やローマ人にとってこの植物は食物であり薬草でした。マシュマロウの葉は野菜として食べられ、珍味と考えられてきました。フランスでは現在も春野菜のサラダとして食べています。中国でも食用ハーブであるマシュマロウは、茹でた玉ねぎやバターと一緒にいためています。まさしく医食同源のハーブですね。
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マシュマロウは粘膜に潤いを与えるハーブです。粘膜の働きを助け、炎症をしずめてくれるヒーリングパワーを持ったハーブです。粘液にはペクチン、タンニン、アスパラギン酸などが含まれ、口内炎、気管支炎、尿道炎などの炎症を柔げたり、筋肉痛、捻挫痛に塗布して鎮痛させたりします。根に含まれるアラビノガラクタンなどの多糖類の成分は、粘液質といってトロトロのハーブティーをつくります。口の中、喉、胃など私達の身体にある粘液の代わりとなって、また炎症を抑えることから、喉の痛みや咳、口内炎、胃の不快感などを改善してくれます。ハーブティー以外には、肌を柔らかくし殺菌してくれる効果があるので、化粧品にも良く使われます。


学名:Althaea officinalis
科名:アオイ科
原産国:ポーランド
*原産国は季節等により予告なく変更になる場合がございます。
使用部位:根部

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どんな味??

それほど強い香りや味はしません。ハーブティーとして飲む場合は、とろみをつける目的で他のハーブにブレンドするとよいでしょう。

〈おすすめの飲み方〉
ティーカップ1杯(180cc)に対し、ティースプーン1杯くらいが適量です。抽出時間は5分を目安に淹れます。

オススメのブレンドや飲み方

ハーブティーは通常お湯で抽出しますが、マシュマロウは水で抽出したほうがより良く抽出することができます。
カップにマシュマロウを入れ、お水を注いてとろみがつくませ混ぜ、マシュマロウティーを作り、他のハーブティーに後から足すようにすると良いと思います。

こんな使い方もありますよ!

ハーブティーとして飲むだけでなく、うがい薬として口や喉のケアにオススメです。
また皮膚炎や肌の乾燥などには湿布で利用するとお肌を保護できるので、治りがはやくなります。マシュマロウを湿疹や軽いやけどや皮膚炎などに湿布として外用すると、粘液が患部を保護して、修復を早め、また感染によって二次的に起こる皮膚の炎症を抑えるのでオススメです。

ペットケアにも
マシュマロウの抗菌力の研究では緑膿菌やブドウ球菌のなど、動物の皮膚、耳などにみられる細菌感染にも有効であることがわかっているため、抗菌、殺菌力の高いタイムやウィッチへーゼル、エキナセアなどのハーブとブレンドして、耳のお掃除にも使えます。抜け毛を防ぐヘアコンディショナーとしても効果的です。


ご注意
■1日、2から3杯を目安にお飲みください。
*ブレンドのハーブは、原料の供給状況によって異なるブレンドに変わることがあります。ブレンドのハーブ内容をご確認ください。
※メディカルハーブは薬理作用がありますが、お薬ではありません。あくまでもあなたの健康維持と体調の不調を整える目的で御利用ください。
※初めてハーブティーを飲まれる方は、1ヶ月をめどに1日の量を守って試してみてください。
※また妊娠中の方、薬を服用されている方、持病のある方で御心配な方は、 かかりつけのお医者様もしくは当社まで メールにてお問合せ下さい。

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