
ミルクシスル Milkthistle
どんなハーブ?
ミルクシスルはヨーロッパで絶大な人気を誇っています。古代ギリシャの時代から「肝臓を守るハーブ」として知られ、ヒポクラテスが研究していたことでもよく知られています。地中海沿岸地方では、よく見かけるアザミの一種で、別名、マリアアザミとよばれます。
ミルクホワイト色の葉脈が特徴で、マリア様がキリストにお乳を上げようとした際に、しずくが葉にこぼれ、白い筋が付いたことから、つけられた名前です。キリスト教と深いかかわりのあるハーブです。そのため母乳の出をよくすると考えられていた時代もあります。
古くから肝臓を直してくれるハーブとしてヨーロッパでは盛んに研究が行われ、ミルクシスルは肝臓の機能を高め、肝細胞の再生を促すことが報告されています。そのためヨーロッパでは医薬品として製品化されている国もあります。
ミルクシスルは赤紫色の花をつけ、その種の中に肝臓に薬理学的な効果をもたらす成分である、シリマリンというフラボノイドを含有しています。このシリマリンは、広範囲な研究によって、健康な肝細胞の損傷を予防する一方、傷ついた肝臓の細胞を再生することがわかっています。この成分が慢性肝炎やアルコール性肝炎、脂肪肝、肝硬変などに効果があるという研究論文が300以上報告されているほど定評のあるハーブです。
学名:Silybum marianum
科名:キク科
原産国:中国
*原産国は季節等により予告なく変更になる場合がございます。
使用部位:種子
このハーブはワンコイン対象ハーブです。クラウターハウスのシングルハーブをもっと手軽にちょっとだけほしい方におススメの少量パックシリーズです。初めて飲むハーブだから、ちょっと試してみたい方や、石鹸作りやチンキなど、クラフトの材料として必要分だけ欲しい方にも便利な少量サイズです。500円以内のワンコインで購入できる手軽で保存も便利なパウチパックでお届けします。
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どんな味??
ハーブティーよりはチンキ剤で用いることが多いハーブですが、ティーは味も香りもほとんどありません。ただし種が硬いので、抽出する際は、タネを少し傷つけて、成分が溶出しやすいようにしたほうがよいでしょう。
〈おすすめの飲み方〉
ティーカップ1杯(180cc)に対し、ティースプーン1杯くらいが適量です。抽出時間は10分を目安に淹れます。
オススメのブレンドや飲み方
ミルクシスルのハーブティーは、ほとんど味も香りもないので、他の肝臓を助けるハーブなどとのブレンドに適しています。
ペパーミントなどのスッキリ系のハーブとブレンドするとよりいっそう爽快になります。
ペパーミント
こんな使い方もありますよ!
チンキにして保存しておくと、いつでも飲み物に入れて使うことができます。またミルクシスルを細かく砕いて、天然塩と混ぜてハーブソルトにしても食事と一緒にミルクシスルを摂取できますよ。
ご注意
■1日、2から3杯を目安にお飲みください。
*妊娠中および授乳中は、まれに下痢や胃腸障害が引き起こすことがあるので、注意が必要です。
*まれにキク科のアレルギーを持つ方にアレルギー反応が起こることがあります。
*ブレンドのハーブは、原料の供給状況によって異なるブレンドに変わることがあります。ブレンドのハーブ内容をご確認ください。
※メディカルハーブは薬理作用がありますが、お薬ではありません。あくまでもあなたの健康維持と体調の不調を整える目的で御利用ください。
※初めてハーブティーを飲まれる方は、1ヶ月をめどに1日の量を守って試してみてください。
※また妊娠中の方、薬を服用されている方、持病のある方で御心配な方は、 かかりつけのお医者様もしくは当社まで メールにてお問合せ下さい。