ルイボス(レッド)Rooibos
どんなハーブ?
アフリカでは、昔から長寿のお茶として利用されてきたアフリカの代表的なメディカルハーブです。南アフリカ西ケープ州のケープタウンの北に広がるセダルバーグ山脈一帯にのみに自生する針葉樹です。現地語でルイボスは、〔赤い潅木〕を指す言葉。生育中は茎が少し赤く、葉は緑色をしています。
この山脈の一帯は昼夜の温度差が平均20℃以上である上に、やせてミネラル分の少ない土質であるにもかかわらず、ルイボスはミネラル豊富なハーブとして知られます。その理由は高さ1~1.5メートルほどの茎に対して、なんと4~10メートルにものびるという根にあります。
ルイボスの苗
ルイボスは自然発酵が進みやすいハーブで、収穫後醗酵させてからお茶にすると赤色が鮮やかになる特徴があります。
刈り取られたルイボスの枝は機械で細かくカットされ、水をかけて24時間発酵させます。巨大なスポンジケーキを作るように押し固め、乾いたら崩し、葉をやさしく傷つけて、さらに発酵を進めます。
この過程で葉の色は緑からその名の通りのマホガニーレッド(発酵色)と独特な香り(発酵香)に変わり、炎天下で丸1日乾燥させた後、袋詰めされます。
ルイボスには強力な抗酸化力を持つ、ケルセチンやアスパラチンなどのフラボノイドが含まれており、また主要なミネラル類も豊富に含んでいます。ミネラル補給にも最適の栄養価の高いハーブでもあります。そのため女性に親しまれている人気のハーブです。いろいろなハーブとブレンドされることが多く、飲みやすいハーブの1つです。
また、カフェインがはいっていないので妊婦の方や子供から大人まで楽しめるハーブです。
学名:Aspalathus linearis
科名:マメ科
原産国:南アフリカ
*原産国は季節等により予告なく変更になる場合がございます。
使用部位:葉部
どんな味??
ハーブティにすると赤茶色になって紅茶感覚で毎日ごくごく飲めます。南アフリカ共和国では乳と砂糖を入れてミルクティーにして飲むのが一般的ですが、世界のその他の地域ではストレートで飲むことが多いようです。香りは中国茶っぽいですが少し甘い香りが含まれています。味は紅茶をちょっと甘くしたような感じです。(タンニンがはいっていないので紅茶から渋味をとったような味です。)
〈おすすめの飲み方〉
ティーカップ1杯(180cc)に対し、ティースプーン1杯くらいが適量です。抽出時間は3分から4分を目安に淹れます。
オススメのブレンドや飲み方
疲れている時は蜂蜜をいれるとすごく美味しく飲めます。レモンなどのフルーツをいれたりミントの葉を浮かべたり、他のハーブとブレンドをしてもおいしくいただけます。
暑い夏は、アイスティーにしてもさっぱり、ごくごくいただけます。
こんな使い方もありますよ!
使用後の茶葉をお茶パックなどの袋に入れて湯舟に浮かべて入浴すれば、ほんのり甘い香りでリラックス。
花瓶のお水に少しルイボスティーを入れてあげると、お花が長持ちします。出がらしの茶葉を肥料がわりに土に混ぜると、お花や木がイキイキ元気になりますよ。
また煮出したティーバッグを冷蔵庫で冷やして、アイマスクに利用すると冷たくてすっきりします。
ご注意
■1日、2から3杯を目安にお飲みください。
*ブレンドのハーブは、原料の供給状況によって異なるブレンドに変わることがあります。ブレンドのハーブ内容をご確認ください。
※初めてハーブティーを飲まれる方は、1ヶ月をめどに試してみてください。
※また妊娠中の方、薬を服用されている方、持病のある方で御心配な方は、 かかりつけのお医者様にてお問合せ下さい。