オート(オーツムギ) Oat
どんなハーブ?
オート麦はイネ科の一年草で欧州の伝統食として知られるハーブです。ヨーロッパでは2000年も前から主要な食物として食べられていました。小麦や稲、トウモロコシなどに続き、世界でも生産高が多い穀物のひとつです。オートミールやグラノーラなどでもお馴染みですね。グルテンが少ないこともメリットの一つと考えられ、ダイエット食などにも利用されています。健康食品として人気のあるオートブランはオーツ麦の外皮(フスマ/ヌカ部分)のことです。
オート麦は古くから北欧などの寒冷の地域では、実は食用に、麦わらは動物の良い飼料に活用されてきました。スコットランド、アイルランドではオート麦は主穀であり、水や牛乳で煮た粥(ポリッジ)が庶民の食べ物でした。現代においてもスコットランドにおいてオートミールのポリッジは一般的なものです。欧米では「第3のミルク」と呼ばれる「オーツミルク」が注目されています。これはオート麦を水に浸して混ぜてから裏ごしをして作られます。
このようにオーツ麦は、いわゆる「全粒穀物」であり、ぬかや胚芽を含むため食物繊維やミネラル分、ビタミンを豊富に含んでいます。そのため、食材だけではなく、栄養補給や疲労回復の目的でティーとしても利用されています。麦のお茶・ハーブティーというと日本人に馴染み深い麦茶は、大麦を原料としており、オートムギティーとは風味も成分も異なります。
学名:Avena sativa
科名:イネ科
原産国:ハンガリー
*原産国は季節等により予告なく変更になる場合がございます
使用部位:種子
どんな味??
麦茶のような草の香りとふわりとした甘味を感じます。どこか懐かしさを感じる草の香りとふわりとした甘味があります。
〈おすすめの飲み方〉
ティーカップ1杯(180cc)に対し、ティースプーン2杯程度が適量です。
オススメのブレンドや飲み方
麦茶のような草の香りとふわりとした甘味を感じます。スカルキャップ、リンデン、パッションフラワーなど、バレリアンやカモミールなどとブレンドして使うと良いでしょう。
ご注意
*1日、2から3杯を目安にお飲みください。
成分のアベニンがグルテンと似た種類のタンパク質であるため、グルテンで体調を崩すセリアック病の人は避けたほうがよいでしょう。
※初めてハーブティーを飲まれる方は、1ヶ月をめどに試してみてください。