オレンジピール Orange peel
どんなハーブ?
ミカン科の植物といえば日本の温州みかんやバレンシアオレンジに代表されるオレンジ類といった食用の果物と酸味や苦味が強いために生果の状態では食用に適さないものがあります。前者をスイートオレンジと呼び、後者をビターオレンジと呼びます。
酸味が強くて生食にむかない柑橘類は「香酸柑橘(こうさんかんきつ)」呼ばれ、代表的なものにレモン(Citrus limon)やライム(Citrus aurantiifolia)ビターオレンジ(Citrus aurantium)(日本ではダイダイ)があります。日本にも代表的な香酸柑橘があり、ユズ(Citrus junos)、スダチ(Citrus sudachi)、カボス(Citrus sphaerocarpa)、ダイダイ(Citrus aurantium)、シークヮーサー(Citrus depressa)などが知られます。
オレンジの原産地はインドのアッサム地方でアラビア語の「ナランジ」が語源とされています。みなさんにもなじみの深いオレンジ(スィートオレンジ)の皮(ピール)を使います。漢方薬でも使用され、陳皮〔チンピ〕と呼ばれています。
学名:Citrus sinensis
科名:ミカン科
原産国:アメリカ
*原産国は季節等により予告なく変更になる場合がございます
使用部位:果皮
どんな味??
香りは生のオレンジの皮ほど強くないですがオレンジの良い香りがし味は薄くやや渋みあり、ブレンド向きのハーブと言えます。香りはドライハーブの時は甘くて爽やかなオレンジの香りがハッキリとしますが、ハーブティーではその香りはだいぶ穏やかになっています。口当たりはマイルドでありながら、オレンジの爽やかさが口の中に広がるハーブティです。
〈おすすめの飲み方〉
ティーカップ1杯(180cc)に対し、ティースプーン2杯程度が適量です。
オススメのブレンドや飲み方
オススメのブレンドとして、カモミールとの組み合わせや、リンデン、レモンバームやレモンバーベナともよく合います。パンチをきかせる目的でローズヒップを加えても良いです。少量でもしっかりと風味が出るので量に気を付けましょう。ブレンドするとティーに華やかさを与えます。紅茶に合わせるのもオススメです。
ジャーマンカモミール
リンデン
レモンバーム
レモンバーベナ
ローズヒップ
こんな使い方も
オレンジピールはお菓子に使うこともできます。またオレンジピールをアルコールに漬け込んだチンキをスプレーにすると、お台所の匂い消しや、ちょっとした脂汚れ落としに使えます。ぜひお試しください!
ご注意
■1日、2から3杯を目安にお飲みください。
*ブレンドのハーブは、原料の供給状況によって異なるブレンドに変わることがあります。ブレンドのハーブ内容をご確認ください。
※初めてハーブティーを飲まれる方は、1ヶ月をめどに試してみてください。
※また妊娠中の方、薬を服用されている方、持病のある方で御心配な方は、 かかりつけのお医者様にてお問合せ下さい。